FW-7539構築記(1) 我が家にちっこいサーバがやってきた!
と言うことで一発目は、ちっこいサーバ FW-7539 のお話です。
そもそもこれ何者かと言うと、台湾のハードウェアメーカーLannerの作っているアプライアンス用ベースシステムです。
元々はネットワークアプライアンス用のベースシステムと言うことで、
- CPUにAtomを採用(なのでx86なのですね)し、低消費電力を実現
- そのくせネットワークインターフェイスはIntelチップの物(当然Gigabit)を4つ搭載
- そしてなによりちっこいサイズ(215ミリx188ミリ、高さ43ミリ)
という特徴をもったブツなのです。
故あってこいつを会社の有志で共同購入することになり、ボーナスも出たばかりだったので豪儀にも2個も買ってしまいました。買ってしまったからには何かしが有効活用しないと、というのがこの一連のエントリーの目的…になる予定。今回はまずは製品のご紹介、と行きます。
今回購入したのは、FW-7539の中でもAtom D510を詰み、LANバイパス機能を積んだFW-7539Bと言うモデル。メモリ無しで4万弱でございます。
パッケージはこんな感じ。パッケージと言うか、まぁダンボールですね。
開けてみると、中はこんな感じ。真ん中のウレタン緩衝材で包まれたブツが、お目当てのFW-7539です。
上に載っているCDとサイズを比較していただくと、大きさが大体お分かりになるかと。
取り出してみました。やはりちっこい。
フロント側はこんな感じ。一番左の3つのランプは本体のステータスランプ、その右の4列2個のランプは、4つついてるネットワークインターフェイスのステータスランプです。
ちなみに、箱の右に写っているのが、フロントベゼル用のシールです。標準はこんな感じですが、カスタマイズして作ってもらうことも可能だとか。
リア側はこちら。インターフェイスは右から電源スイッチ、ACアダプタケーブルのジャック、ネットワークインターフェイス4つ、USB2.0が2つ、コンソール、リセットスイッチ。
これを見ていただくと分かりますが、VGA出力は標準では「存在しません」。VGA出力が必要な場合は
この別売りのVGAケーブルをつなぐことになります。こちらは1000円なりですが、ピンアサインなどは公開されているので、自作しようと思えば可能です。
カバーをあけてみたところはこんな感じ。中身もコンパクトにまとまっています。
ちなみにこのマザー、自社で設計・製造しているそうです。
メモリ周りはこちら。DDR2のメモリが1枚刺さります。MAXは4GB。
CPU周りはこちら。銀色のヒートシンクの下に、Atom D510がセットされています。その横にはCFのスロットが。基本的にはこのCFスロットにCFカードをさして、これをストレージとして使用する感じになります。
右下はこんな感じ。白いコネクタはMini PCI Expressです。その下にはなんとSIMカードのスロットがありますが、技適マークはついていないので、国内で使えるかは不明。
付属品はこんな感じ。ACアダプターとLANケーブル、、コンソールケーブル、およびゴム足が付属します。
また、別途HDDマウントキットを購入することで、2.5インチのHDDもしくはSSDを装着することが可能になります。こいつもお値段は1000円なり。
で、VGAケーブル、CFカード、メモリを装着した姿がこちら。ほんとにひざの上にちょこんと乗るサイズでございます。
2台買ったうち、今回開梱した1台目はとりあえず我が家のメインルータに仕立てようかなぁ、と検討中。次回からはOSインストール、およびインストール後の様子を順次お届けします。